GAIQにとって重要なアカウントとプロファイルの管理(2)

GAIQ対策

投稿日:2012/2/29 作成者:山浦直宏

前回に引き続きGoogle アナリティクスのアカウントとプロファイル管理についてです。前回の記事では、アカウント、プロパティ、プロファイルの基本的な意味合いと構造について解説しました。今回は複数のプロパティやプロファイルを運用管理していくために重要な点をいくつか解説していきます。

まず、プロパティとプロファイルのシンプルな関係の話に戻ります。

計測するサイト(通常ドメインと同じような意味だと考えて下さい)のことを”プロパティ”、レポート画面の単位のことを”プロファイル”と言うことは前回の通りですが、Google アナリティクスでは

・1つのプロパティについてプロファイルを複数設定

することができます。つまり1つの計測対象サイトに対して、見るべきデータ内容やレポートを見せる人の目的や役割によって複数のレポート画面を使い分けて運用することが可能です(図1)。

図1:複数プロファイル 計測イメージ

図1:複数プロファイル 計測イメージ

例えば、計測サイトAに対して

プロファイル1 > すべてのトラッキングデータが見られるプロファイル

プロファイル2 > AdWordsからの流入データのみにフィルタリングされたプロファイル

を用意し、プロファイル2にはAdWords運用担当者のみをユーザー登録する。

と言うように切り分けることができます。(フィルタとユーザー登録については別項で述べます。)

※旧バージョンのGAIQオンライン教材のGoogle アナリティクス IQ Lessonsでは、1プロパティにつきプロファイルを50まで設定可能と表記されていましたが、新バージョンではあまり設定可能数は問われなくなっているようです。筆者も新バージョンでいくつ設定できるか?は確認しておりません・・。

ここまでの状態(1アカウント、1プロパティ、2プロファイル)をアカウント ホームの画面で確認すると図2のように見ることができます。

図2:複数プロファイル設定時のアカウント ホーム画面

図2:複数プロファイル設定時のアカウント ホーム画面

こんな感じですね。基本的に、実際に見るレポート画面はプロファイルであるので、フィルタや目標などのレポート画面で見るデータを定義するような様々な設定はこの”プロファイル”に紐付けられるということになります。

さて、今度はアカウントとプロパティの関係はどのようになっているか、確認してみましょう。1プロパティに対して複数プロファイル設定が可能ですが、同様に1つのアカウントに対しても複数のプロパティ設定が可能です。このあたりの話になると、少しややこしくなってきますね。

皆さんは複数のサイトを計測しようとするとき(計測サイトを追加しようとするとき)はどのようにしますか?”アカウントの管理”画面から「新しいアカウント」へ入り新規アカウントを追加するでしょうか?(※新規アカウント作成のときは、対象プロパティがなければ設定できません。)それも可能ですね。もしくは、旧バージョンであれば、手っ取り早く計測コードを発行したい場合は既存のアカウントから”プロファイルを新規作成”に入り「新しいドメインのプロファイルを追加」(図3)を使っていたでしょうか。

図3:新しいドメインのプロファイルを追加(旧バージョン)

図3:新しいドメインのプロファイルを追加(旧バージョン)

実は、前回の記事でも少し触れたように”プロパティ”という言葉は新バージョンになって明確に定義されて設定もできるようになりました。旧バージョンでは、”計測対象サイト”を指す概念としてのプロパティという言葉はあったかもしれませんが上記でも説明したとおり”新しいドメインのプロファイル”⇒現在のプロパティというように変わりました。設定画面上でも明確に”新規プロパティ”の追加ができるようになりました(図4)。

図4:新規プロパティの追加

図4:新規プロパティの追加

これによって、1つのアカウント内に複数プロパティを設定することができます。図にすると次のようになります(図5)。

図5:アカウントと複数プロパティ

図5:アカウントと複数プロパティ

1つのアカウントで複数サイト(プロパティ)を運用するケースとして考えられるのはどのようなときでしょうか?

A.同じ組織(会社)などで目的の違う複数のサイトを運用している(企業サイト、ブランドサイト、公式ブログ、など)。

B.1つのドメインに対して、サブドメインで関連サイトを運用している(A.のような場合も含む)

ほか、などが考えられます。

また、逆に1つのアカウント内で全く関連のない複数サイトを設定して管理することも可能になります。例えば、広告代理店の担当者が自分の担当している複数クライアントのサイト(プロパティ)を1つのアカウント内で設置するというケースです。複数のサイト(プロパティ)を1つのアカウント内に置くのと複数アカウントに分けて運用するのとどのような違いがあるのでしょうか?結局、見るのはレポート画面(プロファイル)なので、管理上の”くくり”などはあまり関係ないように思えますが、アカウントとプロパティの関係を考えずに設定を行うと重大な問題が起きる場合があります。

それは、ユーザー登録(追加)する場合に注意する必要があります。

続きは・・次回記事へ。

 

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