Google アナリティクス 活用術(集客その2)

活用術

投稿日:2011/10/3 作成者:小川 卓

ここではGoogle アナリティクスを活用するための手法を、じっくり時間をかけて紹介していきます。なお本連載では新しいバージョンのGoogle アナリティクス(バージョン5)を利用します。スクリーンショットや操作説明などは、それらに準拠しますので、ご了承下さい。

第2回:有料と無料集客の見分け方

前回の記事では、流入を6つに分類して、その説明を行いました。その中で大きく分けて「有料」と「無料」の集客があるという事をお話しました。

では、その有料と無料はどのように見分けているのか?別にGoogle アナリティクスが自動で「有料」か「無料」で判断を行なっているわけではありません。ある仕掛けがあったのです。この仕掛けを今回は見てみましょう。

広告パラメータという考え方

以下のURLは私のブログへのリンクです
http://d.hatena.ne.jp/ryuka01/

以下のURLも私のブログへのリンクです
http://d.hatena.ne.jp/ryuka01/?utm_source=gaforum&utm_medium=blog&utm_campaign=vol002

URLは違いますが、どちらも私のブログのトップページが表示されます。では、下の方の長いURLは何でしょうか?これは「広告パラメータ」と呼ばれるものです。この「広告パラメータがついている流入を有料の流入として考えます

広告パラメータとは

広告パラメータをつけると、Google アナリティクスでは広告パラメータごとの集計を行います。広告パラメータの大きなポイントは「自分でつける必要がある」という当たり前の事実です。

「自然検索」あるいは「誰かがブログからリンクしてくれた」などの場合、検索エンジンのクローラーやリンクを貼る人はわざわざ広告パラメータをつけません。しかし自分が入稿するURL(例:バナーからのリンク、リスティングでの入札)には広告パラメータをつける事ができます。

これによって同じ検索結果からのURLでも「広告パラメータ無し(自然検索)」「広告パラメータ有り(有料検索)」と区別をつけることが可能になります。

広告パラメータの作り方と意味

広告パラメータを作成するには、Googleアナリティクスが提供している「URL生成ツール」を利用します。自分のサイトのURLとパラメータの条件を入力して、「URLを生成」ボタンを押すと、広告パラメータが追加されたURLが作成されます(図1)。作成されたURLを使ってリンクを貼る事で、効果の計測ができるようになります。

図1:URL生成ツール

図1:URL生成ツール

それぞれのパラメータの意味も簡単に確認しておきましょう。入力する項目(自分のサイトのURLを除いて)以下の5つです。「※」がついているものが必須の項目です。

※キャンペーンのソース: (参照元: google、citysearch、newsletter4)
※キャンペーンのメディア: (マーケティング メディア: CPC 広告、バナー、 メール)
キャンペーンのキーワード: (キーワード広告のキーワード)
キャンペーンのコンテンツ: (広告の区別)
※キャンペーン名: (商品名、プロモーション コード、キャッチフレーズ)

括弧内に「URL生成ツール」にある記入例があります。URLが長くなる事を避けるため、「キーワード」以外は基本的にローマ字で入力する事を推奨します。では、それぞれの意味をもう少し詳しく見ていきます。

ソース:流入元をざっくり分類したものになります。サイト名などが入ります。
メディア:どういう種類のリンクかを表します。バナーだったり、メールマガジンだったり、アフィリエイトのリンクだったり、いろいろ考えられます。
キーワード:リスティングからの流入の場合に主に利用。入稿するワードなどを書きます。
コンテンツ:どのようなコンテンツなのかを書きます。一つのページに複数広告がある場合などに、「right banner」「bottom text」といった事を書きます。
キャンペーン:リンクの目的あるい、貼っているページの情報などを書きます。

上記のルールを必ずしも守る必要は無いのですが、一つの項目に複数の意味をもたせてしまうと、レポートを見る時に手間が発生するので気をつけましょう。

上記を元に、先程のブログへのリンク例(図1の赤枠部分)を確認してみましょう。

http://d.hatena.ne.jp/ryuka01/?utm_source=gaforum&utm_medium=blog&utm_campaign=vol002

必須項目のみを設定しています。

ソース:「gaforum」
流入元の分類です。このサイトは「gaforum」という名称ですので、そのままソースにつけました。
メディア:「blog」
gaforumのこの記事はブログ形式になっているので、「blog」とつけました。例えばトップページからリンクするのであれば「top」とつけたでしょう
キャンペーン:「vol002」
私の記事の2つ目の原稿なので「vol002」としました。しかし他の方も連載されているので「ogawa_vol002」のほうがもっとよいかもしれませんね。

こんな活用方法も

この「広告パラメータ」のポイントは「リファラーではなく、アクセスしたURLのパラメータを見ている」という事です。つまり今まで「ノーリファラー」で、どこから来たのかわからなかったものが一部解消できます。

例えば「QRコード」を例にとりましょう。以下のURLでQRコードを作成すれば、そこからアクセスがあった場合のカウントがわかります。広告パラメータ無しでは「ノーリファラー」として不明のまま終わっていたでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/ryuka01/?utm_source=magazine&utm_medium=qr&utm_campaign=201109a

最後に

有料と無料を区別するために、「広告パラメータ」をつける事、そしてその「広告パラメータ」の意味を説明してきました。
ぜひ、「URL生成ツール」を使って試してみてください!

次回は、Google アナリティクス上で集客のレポートを見ていきたいと思います。どのようなレポートが見られるのか、そして、どう活用するのかを紹介していきます。

 

お知らせ

  • Googleアナリティクス「セグメント機能」徹底解説セミナーを2017年1月20日午後に開催。こちらからお申込みできます
  • セグメント解説本(PDF)を期間限定販売中。Google アナリティクス セグメント機能完全マニュアル(前編)(780円)。購入はこちらから
  • メルマガ「週刊GAフォーラム」の登録はこちらから毎週月曜朝に1週間の更新情報をお届けします