標準のレポートにない「訪問頻度」はセグメント機能で出すことができる

共通の機能解説

投稿日:2014/8/1 作成者:衣袋 宏美

「ユーザー > 行動 > リピートの回数や間隔」というレポートがあります。間違いやすいのは「リピートの回数」のレポートです。このレポートは集計対象期間の訪問頻度分布を表すものではないのですが、「リピートの回数」という言葉から訪問頻度分布のレポートだと誤解してしまいがちです。

一言で言えば「リピートの回数」は、ユーザーの訪問が「過去から累計何回目にあたるか」を意味し、集計対象期間の訪問頻度を意味するものではありません。本稿では「リピートの回数」とは何かを解説したいのではないので、「リピートの回数」について詳しく知りたい方は、まずこちらのWeb担当者フォーラムの記事を参考にして下さい。

上記の記事執筆時は、ディメンション名が「リピートの回数」「リピートの間隔」となっていますが、現在はそれぞれ「セッション数」「セッションの間隔」と変更になりました。しかし意味合いは変わっていません。

 
さてその上で、今回はセグメントの機能において、この「訪問頻度」の軸でデータをセグメントする方法について解説します。

「過去から累計何回目にあたるか」のディメンションは「セッション数」なので、セグメントの設定画面で、例えば図1のような指定をしたセグメントを掛ければ、「ユーザー > 行動 > リピートの回数や間隔」レポートは図2のようになります。

 

図1:セッション数で指定するセグメント

図1:セッション数で指定するセグメント

 

図2:セッション数のセグメントを掛けたレポート

図2:セッション数のセグメントを掛けたレポート

 

図1はセグメント機能を表示し、「+ 新しいセグメント」ボタンをクリックして表示したセグメント内容の設定画面です。まず「条件」(図1赤枠部分)をクリックし、セッション数が2のセッションに絞り込むという指定(図1青枠部分)をして、「2回目の訪問」(図1緑枠部分)とでも名付けてセグメントを保存しておきます。

この2回目の訪問に絞り込むセグメントを「ユーザー > 行動 > リピートの回数や間隔」レポートに適用すれば、確かに累計訪問回数が2回目のセッション(図2赤枠部分)だけに絞り込まれることが確認できます。

繰り返しますが、これは訪問頻度つまり集計対象期間に2回訪問したユーザー(あるいはセッション)を抜き出すセグメントではありません。それでは集計対象期間に2回訪問したユーザーに絞り込むセグメントはどのように設定するのでしょうか。それが図3です。

 

図3:セッションのセグメント指定

図3:セッションのセグメント指定

 

セグメントの新規設定画面で、今度は「行動」(図3赤枠部分)をクリックし、ここでセッションが2のユーザーに絞り込むという指定(図3青枠部分)をして、「集計期間内に2回目訪問したユーザー」(図3緑枠部分)とでも名付けてセグメントを保存します。

紛らわしいのですが、ここの「セッション」は訪問頻度を表すディメンションで、図1の「セッション数」とは意味合いの異なるディメンションだということです。

このセグメントを、先ほどと同様に「ユーザー > 行動 > リピートの回数や間隔」レポートに適用すると図4のようになります。これが少々わかりにくいと思いますが、集計対象期間に2回訪問したユーザーの過去からの累計何回目の訪問かの分布ということになります。

このレポートは何度目の訪問かということを意味するので、集計対象期間に1度目と2度目、5度目と6度目といった具合に隣り合わせのセッションにそれぞれ1ずつカウントされる感じになります(2度訪問しているので)。このレポートには表示されませんが、1人あたり2回訪問しているのですから、セッション数1,398を2で割った699がユーザー数になっているはずです。

 

図4:セッションのセグメントを掛けたレポート

図4:セッションのセグメントを掛けたレポート

 

このレポートはセッション数ベースで分かりにくいので、ユーザー数ベースで頻度分布を見たいのであれば、それぞれのセグメントを掛けて一度に表示するような方法しかありません。例えば図5がそれです。

 

図5:訪問頻度分布のようなレポート

図5:訪問頻度分布のようなレポート

 

これは「ユーザー > サマリー」レポートに、集計対象期間に1回訪問したユーザー、2回訪問したユーザー、3回以上訪問したユーザーという3セグメントを追加で掛けたものです。各セグメントを掛けたユーザーの部分(図5赤枠部分)を見れば、訪問頻度分布をユーザー数ベースで見ることができるのです。

もちろんこれらの合計は全体のユーザー数(図5青枠部分)に合致していることも確認できます。こちらのレポートでは先ほどの仮説通り2回訪問したユーザーのセグメントのユーザー数は699であることも確認できます。

 

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