
User ID機能を有効にするためのトラッキングコード
User ID機能解説の最終回です。User ID機能を有効にするためのトラッキングコードのカスタマイズについて解説します。
第1回目のUser ID機能の仕組みについては、この記事を、第2回目のUser ID機能をアナリティクス設定でどのように準備するのかはこの記事を、第3回目のUser ID機能を使っても本当のユーザーの動きは分からないというこの記事を、第4回目のUser ID機能を利用して見ることのできるレポートについては、この記事をご参照下さい。
第2回目の記事で触れたように、User IDの機能の有効化の作業の第2ステップのところで、トラッキングコードのカスタマイズについて表記がある。それが図1だ。この1行(図1赤枠部分)を追記しなさいと書いてある。
{{USER_ID}}とある部分だが、2重にある{}は実際の記述には必要ない。ではユニバーサル アナリティクスのトラッキングコードで、どのようにカスタマイズしたらよいだろう。トラッキングコードの一部である、下記の2行の部分に若干の修正を加えるだけだ。実際には「abcdefg」がUser-IDの実際の値の一つだったとしよう。
<元の記述>
ga('create', 'UA-xxxxxxx-1', 'example.jp'); ga('send', 'pageview');
<記述例1>
ga('create', 'UA-xxxxxxx-1', 'example.jp'); ga('set', '&uid', 'abcdefg'); ga('send', 'pageview');
<記述例2>
ga('create', 'UA-xxxxxxx-1', { 'userId': 'abcdefg' }); ga('send', 'pageview');
もちろん、User-IDの実際の値をこの部分に動的に代入する必要があるので、ログインしている状態などで、ユーザーを一意的に識別できる何らかの変数の値をここに持ってくるようなプログラムを記述しておかなければ、正しく動作しない。
例えば記述例1の形式であれば、下記のように、ログインしていたら、ユーザーID情報を所定の位置に取り込むようにするといった記述が実際には必要だ。
ga('create', 'UA-xxxxxxx-1', 'example.jp'); if (auth.user.isSignedIn()) { ga('set', '&uid', auth.user.getId()); } ga('send', 'pageview');


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