
プロパティ設定の「業種」はどこに影響を与えるのか
「管理」画面のプロパティの設定項目の中の「プロパティ設定」(図1赤枠部分)、その中に「業種」(図1青枠部分)という項目があります。これが一体レポートのどの部分に関係するのかが謎だったのですが、その謎がようやく解けました。
実は公式ヘルプの中に記述があったのです。それも何と、タイトルが「目標を作成、編集、共有する」のヘルプの中にです。この中に、次のような囲み記事があるのです。
テンプレートが表示されない場合: 目標テンプレートは、それぞれの業種(自動車、エンターテインメントなど)に合わせてカスタマイズされています。アカウントで業種を選択しない場合は、テンプレートが無効になります。販売する商品やサービスに適したテンプレートを取得するには、プロパティを編集して業種を選択し、変更を保存します。
この記述の中では「アカウント」や「プロパティ」と書いてありますが、正確に言うと「プロパティ設定」(図1赤枠部分)の中の「業種」(図1青枠部分)です。
一方、「目標」(いわゆるコンバージョン)の設定は、「管理」画面のビューの設定項目の中にあります(図2赤枠部分)。新しい目標を作成するには、上部にある「+ 新しい目標」(図2青枠部分)をクリックします。
すると新しい目標の設定画面に進んでいきますが、その表示が「業種」の選択肢で変わってしまうという訳です。
例えば、「業種」の選択を何もしなかった(「一つ選択してください」の表示のまま、(図1青枠部分))場合は、図3のように最初のステップが「目標の説明」(図3赤枠部分)となり、名前を入力し、目標スロットとタイプを選択する画面になります。
しかし「業種」のプルダウンから、何らかの選択を行った場合には、図4のように最初のステップが「目標設定」(図4赤枠部分)となり、主にテンプレートから選択する(図4青枠部分)画面になります。
それだけでなく、選択した「業種」によって、「目標設定」ステップのテンプレートの選択肢が変化するのです。図4は「オンラインコミュニティ」を選択した画面で、図5は「コンピュータ、電化製品」を選択した画面、図6は「ショッピング」を選択した画面です。大きな変化はありませんが、若干異なるのがわかると思います。
そしてこのテンプレートの選択肢の何かをチェックし「続行」ボタン(図6赤枠部分)をクリックするとどのようになるのでしょうか。例えば図5で「情報比較」(図5赤枠部分)を選択して「続行」ボタンをクリックして進むと、図7のように目標名(図7赤枠部分)とタイプ(図7青枠部分)が自動的に付与されます。同じく図5で「ライブチャット」(図5青枠部分)を選択して進むと、図8のように今度はタイプがイベントの方へ自動的にチェック(図8赤枠部分)されるといった具合です。
つまり「業種」設定をしないと、いきなり「目標の説明」のステップから始まりますが、設定がしてあると、「目標設定」でテンプレートから選択させ、その後に「目標の説明」のステップに進むという違いがあるということです。かつ、「業種」設定の内容によって、「目標設定」のテンプレートの選択肢が変化します。
なお「目標設定」でテンプレートから選択せず、「カスタム」(図6青枠部分)にチェックをして進んだ場合は、ステップ2では目標名の自動記入もタイプの選択もされていない図3と同じような「目標の説明」画面に進みます。
新しい目標を設定する場合に、テンプレートが表示する場合とそうでない場合の違いもよくわかっていなかったのですが、そちらの動作もこれですっきりしました。


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