ユニバーサル アナリティクスはどういう場合に導入すべきか

導入と諸設定

投稿日:2013/5/27 作成者:衣袋 宏美

<導入と諸設定>

2013年3月から、全ユーザーに対して「ユニバーサル アナリティクス」の利用が公開になりました。本記事では、「ユニバーサル アナリティクス」導入のメリット、デメリットから、どのような場合に「ユニバーサル アナリティクス」を導入すべきかを考察しました。

Google アナリティクスのアカウントの「プロパティ」タブ(図1)で、「 + 新規プロパティ(ウェブまたはアプリ)」(図1赤枠部分)をクリックすると、図2のようにトラッキング方法を選択する画面になります。ウェブサイトの計測でUniversal Analyticsがデフォルトでは選択された状態になっています。

 

図1:「プロパティ」タブ

図1:「プロパティ」タブ

図2:トラッキングの対象

図2:トラッキングの対象

 

さて問題なのは、まだ「ベータ」の付いているこの新しいバージョンのトラッキング方法を選択してよいのかという問題です。結論からお話しすると、下記のようになります。

 

<ケース別導入可否>
1.初めてGoogle アナリティクスでそのサイトを計測し始めるのであれば、「ユニバーサル アナリティクス」の利用をお薦めします
2.コンサルティングなどの立場で顧客のサイトの計測をGoogle アナリティクス行っており、「ユニバーサル アナリティクス」に関する導入や運用コストを自費で賄えるのであれば、「ユニバーサル アナリティクス」との併用をお薦めします
3.従来のGoogle アナリティクスでサイトの計測を行っており、カスタム変数などを駆使した利用まで行っている場合は、「ユニバーサル アナリティクス」との併用をお薦めします
4.従来のGoogle アナリティクスでサイトの計測を行っているが、フル活用しているわけでもなく、新たな実装コストや手間を負担する余裕のない場合は、無理に「ユニバーサル アナリティクス」を導入する必要はないでしょう

 

<ポイントその1>
何事でもそうですが、費用対効果がなければ話になりません。考慮すべきポイントは中期的(1年程度)に投資を回収できるかというポイントです。

コンサルティングなどのサービス提供側の方々は、将来への投資で勉強せざるを得ないでしょう。また現在のGoogle アナリティクスの機能をフル活用していて、カスタム ディメンションなど新しい機能などを利用すれば、さらに次へ進むべきフェーズまで活用されているのであれば、「ユニバーサル アナリティクス」の導入を躊躇する理由はありません。

但し気を付けなければならないのは、詳細の公式情報に関しては、まだ日本語化されていません。非公式を含めた各種情報もまだまだ少ないので、何かあった時相談出来る人や参考にできる情報源も数限られていることに注意して下さい。

また仕組みは違いますので、従来のGoogle アナリティクスの数字と「ユニバーサル アナリティクス」の計測の数字が若干異なるような場合もあるでしょう。その辺りもうまく乗り越えてもらう必要があります。

 

<ポイントその2>
考慮すべきポイントの二つ目ですが、従来のGoogle アナリティクスのトラッキングコードと新しいこの「ユニバーサル アナリティクス」のトラッキングコードは独立で動作するので、お互いに干渉しません。

これは朗報です。同期と非同期のトラッキングコードの場合は、同一ページに両方のトラッキングコードを実装するということができませんでした。つまりいきなり移行するしかなかったわけです(同じページに二つの種類が実装できないということであって、同期のトラッキングコードが実装されているページと非同期のトラッキングコードが実装されているページが混在するのはOKですが)。

今回は従来のトラッキングコードを実装しておきながら、別のプロパティを作成して別の「ユニバーサル アナリティクス」トラッキングコードをダブルで実装しても問題ないので、実装のトラブルがあっても導入初期は試行錯誤ということで許されるでしょう。

 

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