Google アナリティクスのリアルタイムのトラフィックは、集客系のレポートとは少し違う

各レポートの見方

投稿日:2014/5/25 作成者:衣袋 宏美

個人的にはリアルタイムのレポートはデータが飛んでいるかテストする場合に、その確認を簡単に行うためのツールとしてしか使っていません。今回はトラフィック系のテストを行った際に、おやっと思ったことがあったため、それを確認するために別のテストを行いました。その結果が少々驚くべきものだったので、ご報告します。

結論から言うと、タイトル通りですが、リアルタイム > トラフィックのレポートは、通常の集客系のレポートとの整合性がありませんでした。細かい話ですが、関心のある方はどうぞ。

Google アナリティクスの集客系のレポートにおける「参照元」が必ずしもリファラー情報ではないことは、以下の記事を読んで頂きたいと思います。まずはここを理解していないと、多分本記事についてもチンプンカンプンだと思いますので。

 Googleアナリティクスの「参照元」は、どこが特殊なのか?

簡単に言うと、AdWordsと連携していれば、その情報が最優先され、参照元/メディアのセットは「google/cpc」と自動的に判定され、次にカスタムキャンペーン用のパラメータを付与していれば、その情報が次に優先的に適用され、最後に実際のリファラー情報から集客系のデータが生成されるのですが、この最後のケースで参照元なしのセッション(訪問)だった場合は、過去のセッションのリファラー情報に遡って表示されるという特殊な集計が行われています。

例えば二人のユーザーの訪問履歴が次のようにだった場合、最後のセッションの「参照元/メディア」はそれぞれ「google/organic」、「yahoo/organic」となります。ユーザーBの場合は、リファラー情報のあるところまで過去に遡ります。過去に遡ってもノーリファラー以外にリファラー情報が全くなければ、その時はノーリファラー、つまり「(direct) / (none)」となります。

ユーザーAの訪問履歴:ヤフーの自然検索による訪問(初回セッション)⇒Googleの自然検索による訪問(直前セッション)⇒ブックマークでアクセス(最後のセッション)

ユーザーBの訪問履歴:ヤフーの自然検索による訪問(初回セッション)⇒URL直接入力でアクセス(直前セッション)⇒ブックマークでアクセス(最後のセッション)

さていよいよ本題になります。リアルタイム > トラフィックのレポートは図1のようなもので、直近にアクセスのあったセッションのメディアとソースの組み合わせを確認する(図1赤枠部分)ことができます。

図1:リアルタイム > トラフィック” width=”641″ height=”290″ /><p class=図1:リアルタイム > トラフィック

詳しい結果は後述しますが、簡単に言うと、ブックマークやURL直接入力など、ノーリファラー相当のセッションの表示が、過去のリファラー情報を参考にしないということで、直前のセッションに無関係に図1のように「ノーリファラー」となります。

〇テストの内容と結果
それでは詳細なテスト内容とその結果です。まずはどのようなサイト利用を行ったかの行動履歴です。

<テスト1の訪問履歴>
初回セッション:グーグル検索結果画面のリンクから訪問
2回目のセッション:URL直接入力での訪問
3回目のセッション:カスタムキャンペーンのパラメータを付与して訪問
4回目のセッション:ブックマーク

<テスト2(別のブラウザ)の訪問履歴>
同一セッションで10分間隔(10分に特段の意味はありませんが、リアルタイム > トラフィックのレポート表示が5分くらいで一旦クリアされるので、それ以降のタイミングでということです)で次の3回の方法でサイト内に繰返しアクセス:
最初:グーグル検索結果画面のリンクから訪問
その後:ブックマークから訪問し直し
その後:ヤフー検索結果画面のリンクから訪問

続いて上記それぞれのアクセスに対して表示された「メディア」と「ソース」の組み合わせが下記です。

<テスト1の訪問履歴>
初回セッション:オーガニック検索 google
2回目のセッション:ノーリファラー (not set)
3回目のセッション:ソーシャル Twitter
4回目のセッション:ノーリファラー (not set)

<テスト2(別のブラウザ)の訪問履歴>
最初:オーガニック検索 google
その後:ノーリファラー (not set)
その後:オーガニック検索 yahoo

〇結果の考察
以上の結果を踏まえると、リアルタイム > トラフィックのレポートでは次のように処理されていると言えそうです。

1.カスタムキャンペーンのパラメータはきちんと識別する
2.ノーリファラーの場合は、セッションが繋がっていようと切れていようと「ノーリファラ」と表示される

簡単なテストをしただけなので、AdWordsからの利用とか、もっと様々なバリエーションの時には動作が違うかもしれませんし、ブラウザによっても違うとかあるかもしれません。今回はテスト1をChromeで、テスト2をFirefoxで実施しました。

自分がテストして見たら違う結果になったよということがありましたら、フィードバック頂ければと思います。

 

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