Google アナリティクスのCookieの内容—その2(__utmz前半)

データ収集と集計仕様

投稿日:2011/8/16 作成者:衣袋 宏美

<データ収集と集計仕様>

Google アナリティクスのCookieの内容—その1に続いて、__utmzの意味合いを解説します。Google アナリティクスでは、トラフィック系のレポート(参照元やキーワード、キャンペーンなど)を生成するための情報を、このCookieに蓄積しています。__utmzは6ヶ月保持され、GIF画像のリクエストを通じて渡されるパラメータの一つであるutmccに格納されます。

さて下記例で説明しましょう。
__utmz=232609161.1312967226.1.1.utmcsr=(direct)|utmccn=(direct)|utmcmd=(none);

ピリオドやパイプ(|)を除いた文字列のそれぞれの意味は、次のようになります。
232609161:ドメインハッシュ値というもので、ドメインの識別に利用される(__utmaなどでも共通の値が使われている)
1312967226:UNIX TIMEで2011-08-10 18:07:06を意味する。最新の参照元情報が上書きされた日時
1:上書きされた回数
1:このCookieを持つユーザーのリピート訪問回数
utmcsr=(direct):トラフィックのレポートの「ソース」に当たるデータ
utmccn=(direct):トラフィックのレポートの「キャンペーン」に当たるデータ
utmcmd=(none):トラフィックのレポートの「メディア」に当たるデータ

ここで重要なのは、ブックマークでサイトに訪問した時などで、参照元情報がない(参照元なし、ノーリファラー)場合に、このクッキー情報は更新されないで、トラフィックのレポート関連にそのまま前回と同じ情報が再利用されるということです。なので、上の各項目の説明では「上書き」という表現を使っています。

例えば、前回の訪問が検索エンジン経由で、今回がブックマークで訪問した場合、今回の訪問においてはブックマークすなわち参照元情報が「なし」のため、この部分の情報が更新されません。そのため前回の訪問時の情報がそのままトラフィック系のレポートに利用されることになります。つまり実際は「参照元なし」の訪問なのに、検索エンジンから来た訪問としてレポートされることに注意しましょう。

他のパラメータも存在しますので、全てのパラメータとレポート画面の言葉との対応を下記に示しておきます。

__utmz内での名前  ディメンジョン名
utmcsr          ソース
utmccn          キャンペーン
utmcmd         メディア
utmctr          キーワード
utmcct          広告の種類

代表的な「ソース」と「メディア」までの解説をしておきます。

まず「メディア」ですが、レポート表示上は大きく下記の4分類で表示します。検索エンジン(organicとcpc)は、Google アナリティクスが標準で設定している検索エンジンが対象になります。それ以外の普通のサイトがreferralです。図1のグラフで「参照元サイト」となっている部分です。(none)はグラフでは「ノーリファラー」となっている部分です。

メディア     意味
(none):     参照元なし
referral:    検索エンジンサイト以外のリンクによる流入
organic:     検索エンジンサイトからのリンクによる流入
cpc:       検索エンジンサイトの有料広告リンクによる流入

図1:トラフィックサマリー

図1:トラフィックサマリー

表1の全てのトラフィックのレポートのソース/メディアの表記では、2位にある「(direct) / (none)」がノーリファラー(参照元なし)を意味します。メディアが「referral」のソースには、サブドメインレベルで参照元が表示されます。

表1:トラフィックサマリー

表1:トラフィックサマリー

広告トラッキング用の手動パラメータを利用した場合については、こちらをご覧ください。

 

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