Google アナリティクスのCookieの内容—その2(__utmz後半)

データ収集と集計仕様

投稿日:2011/8/16 作成者:衣袋 宏美

<データ収集と集計仕様>

Google アナリティクスのCookieの内容—その2(__utmz前半)に引き続いて__utmzの解説をします。ここでは広告トラッキング用の手動パラメータなどを利用した場合まで解説します。

前半でも解説しましたが、Google アナリティクスのトラフィック系のレポートはCookieの__utmzのデータを使うのですが、厳密には広告トラッキング用の手動パラメータ、実際の参照元のデータ、上書き前の元の__utmzの値の3種類の情報から生成されることになります。

実際の参照元のデータは、GIFリクエスト情報の一つのパラメータである「utmr」にリファラ(参照元情報)を格納しています。そして広告トラッキング用の手動パラメータを利用した場合、__utmzに対してどのように格納されるかの対応は下記の通りです。

手動パラメータ       __utmz内での名前   ディメンジョン名
utm_source            utmcsr        ソース
utm_campaign(オプション)   utmccn        キャンペーン
utm_medium           utmcmd       メディア
utm_term(オプション)      utmctr        キーワード
utm_content(オプション)     utmcct        広告の種類

それでは新しいアクセスが発生した場合に、トラフィックレポートの元を作る__utmzが実際どのように、上書きされるかを具体例で説明しましょう。まずどういう順番で情報が優先付けされて利用されるのかを見ていきます。

表1:__utmzの動作

表1:__utmzの動作

優先順位が①②③という番号になります。通常手動パラメータ①のセット、リファラ②のセットで上書き、どちらもない場合(ブックマークからのアクセス、URLじか打ち、アプリケーションからのリンクによるアクセスなどリファラがない場合)は昔の情報を更新しない③がそのまま再利用されるという形になります。

つまり手動パラメータが付与されていれば、それが最優先されて利用されます。手動パラメータは「ソース」と「メディア」以外のパラメータはオプションのため、その場合は「キャンペーン」「広告の種類」の値は付きません。ただしソース/メディアがgoogle/cpcなどのように検索エンジンだった場合は、本当の参照元情報(utmr)からキーワード情報を補完します。

なお広告トラッキング用の手動パラメータのutm_mediumにcpcと値を付与すれば、検索エンジンの「有料」の方に分類されます。ここは「cpc」「ppc」「cpa」「cpm」「cpv」「cpp」と付与すれば全て検索エンジンの「有料」の方に分類されるようです。

最後にGoogleの検索連動型広告アドワーズで自動タグを使って設定した場合についてですが、以下のようなパラメータが付きます。

http://www.sample.com/?gclid=COSNzPXf66UCFU80pAodBDOwog

実際のあるページにアクセスした際のクッキー情報を見ますと、__utmzの値は下記のようになっています。
268374225.1292329898.4.3.utmgclid=COSNzPXf66UCFU80pAodBDOwog|utmccn=(not%20set)|utmcmd=(not%20set)|utmctr=アクセス解析

キャンペーンの値を示すパラメータ(utmccn)もメディアの値を示すパラメータ(utmcmd)もセットされていませんが、キーワードの値を示すパラメータ(utmctr)の値には、実際の検索エンジンからの流入時の検索語が入力されています。

AdWordsの自動タグ設定がONになっていて、Google Analyticsのアカウントがリンクされていれば、下記のようにトラフィイクのレポート上では以下のように扱われます。

ソース:google
メディア:cpc
キーワード:実際の検索語
キャンペーン:AdWordsで設定したキャンペーン名

 

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