マルチチャネルの「期間」と「経路の数」の仕様も検証

データ収集と集計仕様

投稿日:2015/4/6 作成者:衣袋 宏美

先日「「eコマース>購入までの間隔」レポートのユニークな仕様を確認」という記事を書いた訳ですが、似たレポートとしてマルチチャネルにも「期間」と「経路の数」というレポートがあります。

ある方から、「eコマース>購入までの間隔」レポートに加えて、マルチチャネルの数字との不整合についてもお問い合わせ頂いていたのと、下記公式のGoogle プロダクトフォーラムでの投稿も気になっておりましたので、関連する部分を検証してみました。
「eコマース>購入までの間隔」レポートと「マルチチャネル>期間」「マルチチャネル>経路の数」レポートのトランザクション数が異なる


例によってとにかく結論を先に言いましょう。

<検証結果>
・「マルチチャネル>期間」は、「直近のキャンペーン」が基点ではなく、初回訪問を0としてからの日数をカウント
・「マルチチャネル>期間」は、0時を跨ぐことで判定するのではなく、24時間を超えたら1日とするルール
・「マルチチャネル>経路の数は、「直近のキャンペーン」が基点ではなく、初回訪問を1とした何回目かをカウント
・「期間」も「経路の数」も、トランザクションがあったら一旦クリアされることはない
・マルチチャネルのカウント方法はトランザクションベースでコンバージョンベースではない
それでは、そう判断したテスト内容と集計結果について書いていきます。

<実際の検証テスト内容とその結果>
「eコマース>購入までの間隔」レポートのユニークな仕様を確認」という記事でテストした、テスト1~テスト5の結果をマルチチャネルのレポートでも確認しました。

その結果、
マルチチャネルの「期間」レポートは、
・「直近のキャンペーン」が基点ではなく、初回訪問を0としてからの日数をカウント
・初回訪問(キャンペーンはなしでもありでも)即購入は所要時間(日数)0にカウントされる
・「日」の定義は0時を跨ぐことで判定するのではなく、24時間を超えたら1日とするルール

マルチチャネルの「経路の数」レポートは、
・「直近のキャンペーン」が基点ではなく、初回訪問を1とした何回目かをカウント
・初回訪問(キャンペーンはなしでもありでも)即購入は経路の数は1となる
・トランザクションがあったら一旦クリアされることはない(A⇒Bで購入⇒Cで購入の人の、Cのトランザクションの経路の数は3となり、途中のトランザクションで基点が1にリセットされない)

マルチチャネルの「コンバージョン経路」レポートは、
・素直にトランザクションまでの訪問チャネルを忠実に追っている
・購入があってもそこでクリアもされず、トランザクション別に過去の履歴を全部遡る(A⇒Bで購入⇒Cで購入の人の場合、その2トランザクションは、A⇒Bで購入で1、A⇒Bで購入⇒Cで購入で1、合計二つのコンバージョン経路を表示してくれる)
となっておりました。

上記に加え、今回はもう一つのテストも行いました。そのテスト内容と結果は下記です。

●テスト6
4/2、10時58分 Google検索で訪問で非購入
4/2、11時42分 ダイレクトトラフィックで2回購入
結果1:eコマースの「購入までの日数」は0日が2トランザクション、「トランザクションまでのセッション数」はセッション数2が2トランザクション
結果2:マルチチャネルの「期間」は所要時間(日数)0日が2コンバージョン、「経路の数」は経路の数2が2コンバージョン

検証結果:
テスト1~テスト5で導かれた結論は踏襲されていました。

また、「eコマース>購入までの間隔」レポートと「マルチチャネル>期間」「マルチチャネル>経路の数」レポートのトランザクション数が異なるの内容にあった、「レポートに表示される数値は「トランザクション数」ではなく「コンバージョン数」である」という内容とは合致しませんでした。マルチチャネル系レポートの表記は確かにどこでも「コンバージョン数」とありますが、eコマースの場合はトランザクション数ベースとなっているようです。

念のため何を言っているのか訳が分からない人もいると思いますので、重ねて補足すると、テスト6は同セッションで2トランザクションしていますので、同一セッション内でのトランザクションの重複を許さないコンバージョン的な意味合いだとすると、1コンバージョンになるわけですが、そうなっておらず、2カウント、つまりトランザクション数ベースで集計されていたということです。

 

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