木田さんの本「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240」レビュー

データ収集と集計仕様

投稿日:2015/4/21 作成者:衣袋 宏美

木田さんの本「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応」を読みました。集計仕様や気になった箇所をフィードバックさせて頂く目的で本稿を書きました。

誤字脱字的なものも殆ど見受けられず、GTMのマニアックな設定も盛り込んであるなど、大変素晴らしい本でした。下記からどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/484433770X

この本に触発されて詳細仕様を確認して書いた記事は下記です。こちらもご参考まで。
「eコマース>購入までの間隔」レポートのユニークな仕様を確認
マルチチャネルの「期間」と「経路の数」の仕様も検証

改めて、この本に記述されているGoogle アナリティクスの集計仕様や気になった箇所を箇条書き的に列挙しました。識者の方も正解をご存知でしたら、フィードバック頂ければと思います。

●クロスドメインの影響
P133の「1つのプロパティでクロスドメイントラッキングを実現する」の項目の最後に「コーポレートサイトにランディングし、ECサイトに遷移したユーザーの参照元がノーリファラーで記録される」と記述されています。これは「ECサイトを見るビュー2の方の参照元が、ノーリファラーになる」ということを表しているように思います(ここで事実誤認している可能性もありますが)。

私の認識では、「コーポレートサイトにランディングし、ECサイトに遷移した訪問の場合、ビュー2の参照元はコーポレートサイトにランディングした際の参照元が表示される」だと理解しています。

上の例を下図1になぞらえて言えば、「コーポレートサイト」がexample.jpで「ECサイト」がexample.comに対応します。

図1:参照元

図1:参照元

●eコマースの購入までの間隔について
P213の例ですが、購入時の参照元が記載されていないので、厳密な行動がよくわかりません。下記の( )は私が後から補足したものですが、恐らくこの理解で正しいと思います。

7/1、15時 ダイレクトトラフィックで訪問(で非購入)
7/2、16時 (ダイレクトトラフィックで)購入
7/3、15時 自然検索で訪問(で非購入)
7/5、16時 (ダイレクトトラフィックで)購入
7/6、15時 ダイレクトトラフィックで訪問(で非購入)
7/9、16時 (ダイレクトトラフィックで)購入

●セグメントの設定項目
P230のセグメントの設定項目の「最初のセッションの日付」の内容ですが、「過去3カ月までの初回訪問日が対象となる」と記述されています。ユーザーベースのセグメントは最大3カ月という趣旨なのだと思いますが、少々誤解を与える表現かなと思いました。

例えば2014年7月が初回訪問日というセグメントを作成し、2015年2月月次データに掛けても、きちんと集計されますので、大昔にまで遡ったセグメントを作っても有効に動作すると思います。

ケアレスミス的なもの
P290の図の薄青色の囲み部分の説明文ですが、「セッション数が1以上3以下」ではなくて、「4以上10以下」ですよね。

P335のカスタムHTMLのスクリプトの2行目ですが、IsReadtheroughはIsReadThroughの間違いでしょうか。

 

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